『molecular』というアドオンを紹介します。
このアドオンを使用すると、「砂」や「粘り気のある流体」を作ることができます。
その1では簡単にこのアドオンを使う流れを説明し、その2では個別の設定の説明をします。
アドオンをインストールすると、【プロパティ > パーティクルタブ】の下にMolecularという項目ができます。
【新規】ボタンを押して新規のパーティクルを作ると、Molecularが使えるようになります。
Molecularは通常のパーティクル機能を強化するものなので、普通のパーティクルと同じようなセッティングをします。
今回は上から下へ砂を落とすようなものを作ってみます。
【放射 > ボリューム】と【グリッド】を設定して、【解像度】を変更します。
この解像度の大きさで、砂の大きさが決まります。今回は16に設定します。
パーティクルのサイズを設定します。
【表示 > サイズ】にチェックを入れて、サイズが見えるようにします。
その後、それぞれのパーティクルがぶつからないように、【物理演算 > サイズ】を変更します。
Molecular Scriptにチェックを入れ、【Calculate ~】【Activate Self~】【Activate Collision~】の3つにチェックを入れます。この項目の説明はその2でやります。
砂を入れる器を作ります。立方体オブジェクトの上の面を消したものに、コリジョンを設定するだけで、器になります。
【Damping】の値を0.9にします。この値はパーティクルが跳ねる度合いを決めるものです。
値が大きいほど跳ねなくなります。[1.0]で粘土のように跳ねなくなり、[0.0]でスーパーボールのように跳ねるようになります。
場所を移動させ、【Start~】ボタンを押すとパーティクルの計算が始まります。
計算が終わったら、通常のパーティクルと同じようにオブジェクトを設定します。
この時「メタボール」を設定すると流体になります。
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砂や流体を作る時に使う『molecular』 その1【Blenderの便利なアドオンを超簡単に紹介】
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