Cyclesでは、Blenderのパーティクル機能を全て使うことができず、
色々と苦労するのですが、その問題をある程度解決してくれる
『Particle Instantiator』というアドオンの説明をします。
ちなみに有料アドオンで、この記事執筆時点では14.99ドルです。
色々と機能があるのですが、ちょっと癖が強いアドオンです。
ビルボードの作り方を説明しながら、基本的な使い方を説明します。
ビルボードというのは、カメラの方向に向いている平面メッシュです。
パーティクルと組み合わせて使うと、煙などを作ることができます。
まず最初にパーティクル発生元のオブジェクトを作ります。
今回は平面オブジェクトを使います。
【パーティクルタブ > 新規】からパーティクルを作ります。
数や終了時間や重力を設定します。数が多いと後で重くなるので、少ないほうがいいです。
ある程度、出来上がってから増やせばいいでしょう。
パーティクルが出来上がってからベイクします。
最後の結果が変わってしまうので、ベイクは必ずやらないといけません。
カメラの方向を常に向くオブジェクトを1個作ります。
【追加 > 平面オブジェクト】から平面オブジェクトを作り、
トラックというオブジェクトコンストレイントを追加します。
ターゲットに現在使っているカメラオブジェクトを設定し、
先をZ、上をYかXにします。YとXは次に設定する画像の方向によって変わります。
平面オブジェクトをに、UVとマテリアルを設定します。
今回は透過付きの画像を設定しています。
ビルボードが1個出来ました、これを先程のパーティクルと組み合わせます。
パーティクルのオブジェクトに先程の平面オブジェクトを設定します。
方向が上を向いてしまいますが大丈夫です。
表示をポインタのみにして、見やすくします。
[Instantiate Particles]ボタンを押すと、パーティクルの値をコピーしたインスタンスが
作成されます。これでひとまず完成です。次はこのインスタンスにアニメーションを入れる
方法を説明します。
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『Particle Instantiator』その1 ビルボードの作り方【Blenderの便利なアドオンを超簡単に紹介】
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